ハローワークが無料で提供するマッチングサービスを知っていますか?求職者にリクエストメールも送れますよ!

電球 人事・労務

人手不足の昨今ですが、民間企業を利用した求人活動やネットを使った求人活動など求人方法はさまざまです。

ハローワークでもインターネットを利用した求人活動ができるのをご存じですか。ハローワークといってピンとこない方も、公共職業安定所といえば思い当たるでしょう。ハローワークでは「ハローワークインターネットサービス」というサービスを提供しています。

この記事では、ハロ-ワークが提供するマッチング機能を使った求人のやり方について、求人者マイページ利用マニュアルの画像を使いながら詳しく説明します。

ハローワーク(公共職業安定所)とは

ハローワーク(公共職業安定所)とは職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を行う厚生労働省の機関です。ハローワークという呼び名は公共職業安定所の愛称として1990年に公募で選ばれて以降、広く使われています。

ハローワークインターネットサービスとは

ハローワークインターネットサービスはハローワークで行う手続きをインターネットでできるツールです。会社側は求人票の依頼や選考結果の登録などの手続きができ、求職者側は求職情報を登録して求職活動を行えます。

ハローワークインターネットサービスにはマッチング機能があります。求人者と求職者がお互いの情報を閲覧して、オンラインで職業紹介を受けられる「オンラインハローワーク紹介」というサービスです。

また、ハローワークの紹介状なしで、インターネットサイトから求職者が直接応募できる「オンライン自主応募」の機能もあります。

ハローワークインターネットサービスのデータベースには、紙ベースの求人票やハローワークに来所して離職の届出をだした人のデータもあります。ハローワークによって順次登録されているからです。

ネットで検索できる求職者のなかには、離職前に求職活動している(俗にいう転職活動ですね)人のデータも含まれています。

ハローワークインターネットサービスでできる手続

ハローワークインターネットサービスを利用すれば、次のような手続がハローワークに行かずにネットで処理できます。

(1) 求人を申し込む
(2) 求職者を探す
(3) 求人の応募状況を確認する
(4) メッセージを確認・送信する
(5) 事業所情報を変更する

求人者マイページ

(1)~(5)のことがネットでできるようになれば便利ですね。ハローワークインターネットサービスを利用するための登録手続きは少々手間ですが、初回だけなので活用を考えてみてはどうでしょうか。

ハローワークインターネットサービスを利用するための手順

ハローワークインターネットサービスを利用するには「マイページ」の開設から始めます。マイページ開設は次の(1)~(7)の手順で行います。

(1) メールアドレスを登録
(2) パスワードを登録
(3) 求人者マイページのアカウント登録
(4) 事業所情報の登録 → この時点では仮登録

登録する事業所の基本情報や求人情報はすぐにわからない項目もありますので、事前に登録する内容を確認してから入力をはじめるとスムーズに進むでしょう。

事業所仮登録

(5) 求人情報の登録 → この時点では仮登録
通常の求人票の内容を順番に入力します。ハローワークインターネットサービスを使いオンラインで求人活動をするために「オンライン自主応募の受付」にチェックしましょう。このチェックをしていないと、求職者へ直接メール連絡できないので注意しましょう。

オンライン自主応募

(6) ハローワークが事業所情報と求人情報を確認 → 本登録となる
(7) 求人者マイページの開設完了

手順(6)の本登録はハローワークに行かなければいけない場合と、電話で受理してもらえる場合があります。都道府県の事情や過去の求人実績も考慮されているようです。

このサイトの管理人である筆者が実際にハローワークインターネットサービスのマイページを開設したときはネットと電話だけで本登録が完了しました。事前に電話で確認してから始めると間違いがないでしょう。

求人票にマッチする求職者の探し方

求人票にマッチする求職者は、求人票ごとに表示される「求職情報検索」ボタンをおして検索します。

求職情報

検索画面が表示されるので、勤務希望地や雇用形態、所持している資格など、求職者に求める要件を設定して絞り込みます。

ネット上で、直接求職者とやりとりできるのは、相手が直接連絡を許可している場合のみです。検索するときに「登録区分」の「求人者マイページから直接リクエストが可能な者」にチェックをいれて検索しましょう。

求職情報検索

検索結果の一覧が表示されますので、一覧からコンタクトをとりたい相手の求職者情報をクリックして詳細な情報を確認します。

求職者一覧
求職公開番号

求職者の詳細な情報をみて、マッチングを希望する人材であれば右上の「リクエスト」から直接メールを送ってスカウトすることができます。

リクエストメール

このような手順で、ハローワークインターネットサービスを使って求職者と直接コンタクトをとることができます。

ただし、このサービスは求人票にマッチする求職者を探すので、有効中の求人があることが前提です。有効な求人票がない場合は、求人票の登録からはじめましょう。

まとめ

管理人の実感ですが、人の採用は年々難しくなってきています。人事担当者で採用活動をしている方の中には同じように「人が採用できない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

ハローワークインターネットサービスは国が運営しているサービスです。全国に展開されているためデータベースが大きくマッチングできる可能性は十分あります。活用してみるのもひとつですよ。

マネーフォワード は会計ソフトだけでなく、請求書・経費・給与・契約などバックオフィスに必要なサービスを基本料金内でまとめて利用できます。
バックオフィスの効率化なら「マネーフォワード クラウド」がおすすめですよ!